令和8年3月期・決算分析資料を公開いたしました

令和8年3月期・決算分析資料

上場企業社長・決算担当役員・担当各位様
赤字転落企業各社様
会計学者・公認会計士・マスコミ各社様

令和8年7月吉日         
会計・経理研究者 伊戸川 匡

8,3期の利益予想と実際はどうであったか

我が国上場企業の3月決算期の決算分析を開始して以来18年になり、上場会社といえども「利益予測は可能か否か」、「日本では、世界各国においても、そんなものできて当たり前と」されてきていますが、ほんとのところ予測できないのではないか、できないのにできると勘違い、思い違いしているのではないか、それを明らかにするのが、私の重要かつ基本テーマです。
時期がきましたので、直近の令和8年3月期の分析結果を公開いたします。継続性を維持するため、分析に特段影響はないとは思いますが、昨年から引用データがこれまでの16年間と異なりますので下記説明しておきます。


予想数字に関する引用データの異なる理由とその内容について

(1)これまでの16年間の予想数字は、上場各社が上場企業の義務として「毎年3月初旬に日経新聞に発表した数字」を、実際数字は、東洋経済発行の会社四季報の夏号(毎年7月中旬発行発売)記載の実際数字を引用してきましたが、前期から、予想数字は、日経新聞掲載数字から、東洋経済・会社四季報掲載数字に変更いたしました。
(2)理由は、日経新聞がこれまで数十年間継続して公表してきた「3月決算予想」の特集データ掲載が、令和6年度より中止されたことによります。
(3)東洋経済の予想数字は会社四季報2026年2集号(発売日令和8年4月15日)であり、これまでの日経特集、掲載日の毎年3月7日前後で大差なく、予想数字として変更しても支障はなく、納得できるものと判断した次第です。


分析項目及び添付データは以下のとおりです。(8,3月期)

①黒字予想の赤字転落企業ランク(赤字差額・高額順)
②増収・減益企業ランク(純利益 差額ベース)
③増収・減益企業ランク(売上高 差額ベース)
④減収・増益企業ランク(純利益 差額ベース)
⑤減収・増益企業ランク(売上高 差額ベース)
⑥赤字予想の黒字転換企業ランク
⑦赤字予想の赤字拡大企業ランク
⑧赤字・高額ランク
⑨黒字・高額ランク(500億円以上)
⑩予測通りの有無 利益
⑪(基本資料)全社・通算データ


利益予想と実際の乖離その基本的考え方について

 これまでと同様、利益の予想と実際に関し、検証していきます。一般常識として、利益予想など、そんなものできて当たり前、なにを今さらとの思いが、専門家、一般人にも共通していると思いますが、繰り返し、そうではないこと、思い込み、認識誤りのあることを指摘し、問題提起します。
 分析の根拠である予想数字は、1年前でも、半年前でも、3ケ月前に予測した数字でもなく、「3月期末の1ケ月未満の3月中旬の予想数字」と「実際」を比較するのですから、1年前の予想との比較なら、予測通りでなくても当然だが、「たったの1月前との比較」なら、予測どうり乃至予想に近い数字が当然と皆様思いますでしょう。しかし、そうではないのです。どうぞ、私の分析結果、検証結果をご覧ください。


黒字予想の赤字転落企業ランクについて

  1. 電気のソニーは期末1ケ月前に1兆1300億円の黒字を発表しましたが、結果は3268億円の赤字転落で、予想より1兆4568億円の利益減なのです。しかも、売上が予想より1796億円上回っているにもかかわらずです。たった1ケ月前の予想でもとんでもない数字の赤字転落なのです。日本を代表し、世界に名を轟かせているソニーにしてこの状態です。ソニーは利益予測ができない会社ということが証明されたということです。
    (特記すべき事項として、ソニーは今期について2つの赤字黒字利益を公表し、二つとも正しいと意味不明で処置しようなしの説明を繰り返しています。技術的には世界レベルと自慢しているようだが、会計的に二重帳簿を作成し、赤字黒字両方正しい数字であるなど、会計原則上最低レベルの恥さらしの会社と思わないのであろうか)
  2. 自動車のホンダも同様です。期末1ケ月前に3360億円の黒字発表しましたが、結果は4239億円の赤字転落です。1ケ月前の予想より7599億円の利益減なのです。しかも、売上が予想より、1966億円も上回っているにもかかわらずです。たった1ケ月前の予想でもこうなるのです。ソニーと同様日本を代表するホンダにして予測できないということを天下にさらしたのです。
  3. 電気のロームは、期末1ケ月前に100億円の黒字を発表しましたが、結果は、1584億円の赤字に転落、1684億円の赤字増です。しかも売上が予定より11億円上回っているのにです。
  4. サービスのエムエムエスは、期末1ケ月前に65億円の黒字を発表しましたが、結果は143億円の赤字転落、1ケ月前の予想より208億円の利益減なのです。
  5. 化学のクレハは、期末1ケ月前に100億円の黒字予想数字を発表しましたが、結果は106億円の赤字に転落、1ケ月前の予想より206億円の利益減なのです。
  6. 機械の新東工は、期末の1ケ月前に30億円の黒字発表しましたが、結果は、162億円の赤字に転落、予想より192億円の利益減です。
  7. 自動車の大豊工業は、期末の1ケ月前に13億円の黒字発表しましたが、結果は59億円の赤字に転落、予想より72億円の利益減です。
  8. 商社の小野建は、期末の1ケ月前に30億円の黒字発表しましたが、結果は22億円の赤字に転落、予想より52億円の利益減です。
  9. サービスのアイネスは、期末の1ケ月前に8億円の黒字発表しましたが、結果は18億円の赤字に転落、予想より27億円の利益減です。たった1ケ月前の予測なのに、誰にでも出来るはずなのに、どこかおかしいと思いませんか。
  10. その他赤字転落事例は7社ほどありますが、添付資料の通りです。


増収・減益企業ランクについて

 次は増収・減益に関する分析ですが、通常、利益の元は売上であり、利益確保のため、売上をあげようと経営努力をしますが、売上が予想を上回っても、利益は増えず、逆に減少するという増収・減益に関する分析事例を変化の激しい事例を中心に以下記述していきたいと思います。

  1. 電気機器業界を代表するソニーは、売上が予想より1796億円増えているのに、利益は3268億円の赤字に転落、予想とは桁違いの1兆4568億円の赤字増です。増収減益の典型です。
  2. 自動車のホンダは、売上が予想より1966億円増加しているのに、利益は赤字転落で予想より 7599億円減少しています。
  3. 通信のソフトバンクGは、売上が予想より986億円増えているのに、利益は予想より5977億円減少です。
  4. サービスの野村総研は、売上が予想より47億円増えているのに、利益は予想より桁違いの887億円の減少です。
  5. 繊維の帝人は、売上が予想より131億円も増加しているのに、利益は予想より 赤字が780億円も増え、減収です。
  6. 電気機器のパナソニックは、売上が予想より3487億円も増加しているのに、利益は予想より504億円減少しています。
  7. 医薬品の第一三共は、売上が予想より80億円増えているのに、利益は予想より482億円も減少です。
  8. 化学の三菱ケミは、売上が予想より319億円増加しているのに、利益は予想より351億円減少しています。
  9. 電力の北陸電は、売上が予想より65億円増加しているのに、利益は予想より305億円も減少しています。
  10. 自動車のトヨタ紡織は、売上が予想より570億円増加しているのに、利益は予想より217億円減少しています。
  11. その他添付資料の通り多数ありますが、これらの実例から言えることは、売上げを増やしても、利益は増えない、減収減益となるのである。しかも期末のたった1ケ月前の予測でも予測通りどころか正反対の結果となる。利益予測など誰にでもできるというのは、間違いなのです。


減収・増益企業ランクについて

 次は増収・減益と反対の「減収・増益」の事例についての記述です。ここでい う減収・増益とは、前期実績との比較ではなく、予想売上、予想利益との比較で、予想した売上が減少しても、利益は予想した利益より増えるという事例です。以下に別紙添付事例のうち変化の激しい事例について明らかにします。

  1. 日本を代表する電力の東電は、売上が予想より1335億円も減っているのに、赤字予想が減り利益は1867億円増加しています
  2. 同じく電力の中部電力は、売上が予想より40億円減っているのに、利益は予想より427億円増えています。北海道電力は、売上が予想より121億円減っているのに、利益は予想より159億円増えています。九州電力も売上が予想より28億円減っているのに、利益は予想より145億円増えています。
  3. 医薬品の武田は、売上が予想より243億円減っているのに、利益は予想より337億円増えています。
  4. ガスの東ガスは、売上が予想より553億円減っているのに、利益は予想より328億円増えているのです。
  5. 通信の光通信は、売上が予想より253億円減っているのに、利益は予想より310億円増えているのです。
  6. 商社の住友商は、売上が予想より128億円減っているのに、利益は予想より303億円増加。三井物産は、売上が予想より48億円減っているのに、利益は予想より139億円増加している。
  7. 電気機器の富士通は、売上が予想より271億円減っているのに、利益は予想より244億円増加。
  8. 造船の川重は、売上が予想より288億円減っているのに、利益は予想より181億円増加。
  9. 建設の大成建は、売上が予想より10億円減っているのに、利益は予想より160億円増加。
  10. サービスの任天堂は、売上が予想より370億円も減っているのに、利益は予想より140億円増加しているのである。
  11. その他多数の事例あり別紙添付資料の通りですが、たった1ケ月前の予測なのに、売上が予想より減少しても、利益は増えるのである。おかしいと思いませんか。これらのことから、本当は利益予想などできないのが正常なのではありませんか。


赤字予想の黒字転換ランクについて

 黒字予想の赤字転落と逆の事例は、数少ないが以下の通り4社です。

  1. 日本を代表する天下の日本製鉄は、恥を忍び700億円の赤字発表しましたが、結果は171億円の黒字に転換し、結果として予想より871億円の利益増なのです。
  2. 機械のNTNも40億円の赤字発表しましたが、結果は128億円の黒字転換でした。
  3. 窯業の板硝子は、10億円の赤字を発表しましたが、結果は44億円の黒字転換でした。
  4. 鉄鋼の太平金は、約2億円の赤字発表しましたが、結果は26億円の黒字転換でした。

恥を忍んで赤字発表したのに、黒字に転換なのです。たった1ケ月前の赤字予想でもこうなるのですが、もし、予測できるなら赤字発表などしなくて済んだであろうに、会計学者、会計士の皆様、恥を忍んでの発表の心境、ご理解できますでしょうか。


赤字予想の赤字拡大企業ランクについて

 件数少ないが、赤字で発表したが、結果として、赤字が拡大した企業の事例の記述です。

  1. 繊維業界を代表する帝人は、恥を忍んで100億円の赤字発表しましたが、結果は880億円の赤字なのです。なんと1ケ月前発表の9倍に相当する赤字です。帝人の経理部長さん、トップや、周りからいろいろ言われ、恥ずかしく、カッコ悪くないですか・・
    1ケ月前の発表なのに、こんなことがまかり通って、株主、利害関係者、投資家はどう思っているのでしょうか、これがまともな会計制度なのでしょうか?実業界のトップが経営に関し自由に色々発言していますが、会計の世界のトップたる方々も、会計のあるべき姿を、責任をもって発言願いたいものです。
  2. 化学の菱ガス化は、180億円の赤字を発表しましたが、結果は403億円の赤字で、1ケ月前発表数字の2倍の赤字です。
  3. 自動車のユニプレスは、40億円の赤字発表し、結果は83億円の赤字で、1ケ月前発表の2倍の赤字です。
  4. 化学の戸田工は、7億円の赤字を発表しましたが、結果は34億円の赤字に拡大、1ケ月前の予測より約5倍の赤字増です。
  5. そのほか7社前後の事例がありますが、たった1ケ月前の予想なのに、予想の10倍、5倍の赤字増など、誰にでも出来るはずなのに、おかしいとは思いませんか?本当は予測できないのに、できると勘違いしてる結果なのです。

東大・京大・オックスフォード、ケンブリッチ、早稲田、慶応等、どこで、何を学んだにしろ、「経済学部、法学部出身者」に、「利益の基本、会計の基本」を理解することは永久に無理かと思います。私の半世紀以上の苦しい苦い経験上、断言したいところです。
東大、京大、早稲田、慶応の経済・法学出の秀才の皆様、会計・簿記をなめるはやめましょう。


予測通りの企業の有無について

 利益のみ予測通りの企業は、3月決算企業1048社のうち下記の通り2社のみです。

  1. 商社の日本ライフは、93.5億円の黒字発表をしましたが、結果も93.5億円でした。
  2. 通信のテレビ東京は、77億円の黒字発表しましたが、結果も77億円でした。1048社中2社のみですから、素晴らしい予測力であることは間違いありません。


赤字高額ランクについて

  1. 8,3期の赤字トップは、前期と同様日産自動車であり、6500億円の赤字発表であったが、結果は5330億円の大赤字である。ちょっとした規模の会社の売上高と同じ大赤字である。
    東芝が日立に負けてなるものかと無理を重ね頑張ってきたが、上場廃止となり破綻したが、日産も、トヨタに対抗して頑張るのは結構であるが、果たして生き残ることが出来るのであろうか?
  2. 赤字第2位は、電力トップの東電であり、赤字額は4542億円である。
  3. 第3位は自動車のホンダであり、赤字額は4239億円である。
  4. 第4位は天下のソニーであり、赤字額3268億円である。
  5. 5位電気機器のロームの1584億円の赤字、6位繊維の帝人880億円の赤字、7位精密機器のニコンの860億円の赤字、8位化学の菱ガス化の403億円の赤字、9位電気のディスプレイの198億円の赤字、10位機械の新東工の162億円の赤字である。その他30社ほどあるが、別氏添付資料の通りである。


黒字高額ランク(500億円以上)について

これまで、赤字日本一とか、暗い話が中心でしたが、次は、利益日本一はどこか、明るい話に転換いたします。

  1. 今期の利益日本一は、前期2位のソフトバンクGの5兆22億円です。
  2. 2位は前期1位のトヨタで、3兆3848億円です。3位通信のNTTで1兆370億円、4位商社の伊藤忠の9002億円、5位商社の三井物産の8339億円、6位電気の日立の8023億円、7位商社の三菱商事の8004億円、8位通信のKDDIの7071億円、9位商社の住友商事6003億円、10位電気の東エレクの5744億円です。
    以上10位まで並べましたが、さすが日本を代表する超一流が堂々とランクしています。
  3. その他別紙添付資料の通りですが、500億円以上の利益企業をランクしています。

以上何点かの項目に分類し、3月期の決算内容を分析してきましたが、結論として、業績予想は可能か否かについて、結論を出したい。


結論

  1. 1048社の分析結果、上場企業といえども利益予測はできていない。予測できない。が私の決諭です。
  2. 予測できていない具体的根拠

(1)「黒字発表の赤字転落企業の事例」で述べた如く、たった一か月前の予測なのに、黒字予測が赤字になることが、予測できない決定的理由だからである。予測できるなら黒字が赤字になることなどありえないである。

(2)「増収・減益企業の事例」で説明した通り、文字通り、売上が予想を上回っても、利益が予想を下回るということであるが、このことが真実である限り、どれほど売上を増やそうが、利益は減るのであるから、売上の予想しても利益は算出できないということであり、利益予測は不可能ということである。

(3)「減収・増益企業の事例」で説明した通り、増収・減益と真逆のことであり、売上が予想より減っても、利益は予想より増えるという現象であるが、これも真実であるが、これが真実である限り、売上を増やそうが、減らそうが利益の増減には関係ないということであるから、利益予想不可能ということである。

(4)「赤字予想の黒字転換企業の事例」で説明したように、たった一か月前の予測ですから、黒字であると予測できていれば、赤字で発表する 必要は無かったということであり、黒字なのに赤字で発表したということは、予測できないということに過ぎないのです。つまり予測できないということです。

(5)「赤字予想の赤字拡大企業の事例」で説明したように、たった一か月前の予測ですから、一か月後の赤字が予測できれば、それを発表すればよいだけのことで、予測通りでなかったということは、一月後の赤字(黒字も同じ)を予測できないという極めて単純な理由なのである。一ケ月先でも何か月先であろうが、予測ノウハウががなく、予測ができないから、赤字が増えたり減ったりするだけのことなのである。

(6)「予測どうりの企業の有無」で説明の通り、期末のたった1ケ月前の予測なのに、予測通りは、1048社のうちたったの2社のみで、ほぼ99.9%はできていないという結果がでているのですから、これが予測できないという決定的証拠かもしれません。

(7)繰り返しになりますが、整理すると、世の中の常識、プロの会計学者も、大部分の会計士も、できないのに、利益予想など誰にでもできると思い込んでいて、この誰にでもできるという誤った思いが、世界中に行き渡り、間違ったまま、改まることなく、今日に至っているということです。

 

以上、利益予測などできて当たり前という考え,思いは、誤りであることを認め、会計制度の常識を変えていく必要があるのです。そうでないと、無駄な作業を永久に続けていくことになりますし、会計の不正、粉飾もこの世から永久になくなりません。

しかしながら、最後に申し上げたいことは、私は半世紀の実務のなかで、数多くの失敗とその苦しみの連続から、私独自の「利益予測の手法、ノウハウ」を手に入れたのです。これらを実務に生かし、多少なりとも企業に貢献し、他社の実情も検証し、会計制度改正、法改正等に関与してきました。
私の開発した手法は、日本はおろか世界の、財務会計、管理会計の教科書には載っていないものですが、その後、これら小論発表により、日本の大手監査法人の代表者から、これだけの主張されたら、もうまともに会計監査はできない。
会計学者の横浜国立大学助教授からは、貴方の論文は、「日本で、あるいは世界で初めての新しい主張・研究ではないか」、今後に期待している。
名古屋市立大学の助教授からは、「最近の米国会計学の先取り研究」の感じがする。
 またある公認会計士からは、ここまでデータをとり、根拠が明白になっているので、説得力あり、日本の大蔵省、会計学者、会計士の誰もが反論できないのではないか。日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパにも反論できる人はいないのではないか。
 日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパにおいて、誰も取り組んでいない課題に取り組み、世界でただ一人の研究者として、かかる研究をし公開したからには、ノーベル経済学賞の候補者になってもおかしくないのではないか。との評価もいただいております。
 現にグーグルの検索内容に過ぎないが、私の研究テーマ、写真等がまだ日本人の受賞者が一人もいないノーベル経済学賞候補の末席に取り上げられているのです。
 学者によっては、経済学賞など正式なノーベル賞ではないとか、そんなものクソだとか、アメリカの経済学者のロバート・マートン氏が経済学賞を受賞し、受賞して数年後、自分が運営している組織団体が倒産し、経済学賞に値しないと世界中におお恥をさらし、言葉厳しくそんなものクソだといわれ続け、今日でも言われているようです。

とはいえ、最後に、「会計・経理研究者の端くれ、ひねくれもの」として、大事な話を一つさせていただきます。
日本の公認会計士協会の元会長が、以前、会計制度改正の審議にあたり、「事前の業績予想というものは、現行会計制度の下では会計技術的に絶対にできない」のだと断言して今日の制度が維持されてきました。
もし、皆様の中に「(特に製造業の)業績予想を可能にしたい」と真剣にお考えの方がおいででしたら、私が半世紀の実務の中で開発した手法の一端を情報提供させていただきますが、如何なものでしょうか、利益予想ができるかできないかで、会社・会計の世界は一変します。「実現可能な利益予想」をベースに、同じ会計の道を歩んできた同志として、ともに会計改革のため立ち上がりませんか。(完)