ソフトバンクの業績予測と実際・その乖離状況

定期分析資料で既に公開しているが、ソフトバンクの業績内容について、変動があまりにも激しいので、直近の3期分について、改めて分析し検討したい。

売 上
(億円)
純利益
(百万円)
摘要
予想 実際 差額 予想 実際 差額
31/3 93,000 96,022   3,022   1,700,000 1,411,199 -288,801 増収・減益
2/3 91,000 61,850 - 29,150   1,000,000 -961,576 -1,961,576  減収・減益
3/3 59,400 56,281    -3,119    1,910,000 4,987,962 3,077,962 減収・大増益
前期比較 -5,569 5,949,538

(予想数字は、決算期末のほぼ1ケ月前に、上場企業の義務として会社が日経新聞に発表した数字)

 

  1. 期別の予想と実績とその乖離」について、改めて、ご質問いたします。

(1)31/3月期について、売上が予想より3,022億円も増えているのに、利益は予想より2,888億円も減っています。売上が増えているのになぜほぼ同額の利益が減るのか?その「会計的理由」は何ですか。

更に、1年前の期首予測との比較なら差があっても不思議ではないが、期末まで残すところ1ケ月前の予測数字との比較なのに、なぜ、こんな差がでるのですか。その理由・根拠をご説明ください。

(2)2/3月期は、売上が予想より2兆9,150億円減っていて、利益も予想より19,615億円減っています。減収・減益であり、それなりに納得できます。

(3)3/3月期は、逆に、売上が予想に比べ3,119億円も減っているのに、利益は予想に比べ 桁違いの3779億円も増えています。売上が予想より減っているのに、利益が売上減少額の10倍に相当する桁違いの3兆円強も増える「会計的理由」とは何ですか。

更に、1年前の期首予測数字との比較なら、大差があっても不自然ではないが、期末まで残すところたった1ケ月前の予測数字との比較なのに、どうしてこんなに差がでるのですか、その理由をご説明ください。

 

  1. 前期との実績比較に関し、2/3期と3/3期を比較した場合であるが、売上が前期に比べ5,569億円も減っているのに、利益が前期に比べ桁違いの、しかも年間上げ実績の56281億円より多い59495億円もふえていますが、売上げより多い利益増加とはどうゆうことでしょうか。「会計的理由」をご説明ください。
  2. 代表の孫氏は、決算の節目節目にタイムリーに、TVその他マスコミにて、説明会等を開いているようでありそれはそれで結構なことですが、上記に関しては一切説明しておりません。

 

幾度となく「会社の将来を左右する予想と実際との差異があっても」孫氏は、「運がよかった、予想もしていなかった」と、答えるのみで、根拠ある説明ができていないし、答えになっていないのです。会計の実務の話であり、会計の基本の基本にかかわる話であり、会計の知識のない孫代表には無理なのかもしれないが、そうであるなら、その道のプロである「決算担当役員、実務責任者の方」からのご説明をお聞きかせいただきたいと思います。

 

  1. 孫氏をよく知る元社長室長・三木武信氏は著作で、孫氏率いるソフトバンクについて次のように述べています。

予測値と実測値の差異を計測し、分析すれば、なぜこの差が生じたのか、が分かるので、より精度の高い改善策を導きだすことができます。それをまた実行すれば、確実に状況は改善し、ゴールへ近づけます。このサイクルを高速で回していくことが、問題解決の正解にたどりつく一番の近道です。これが孫氏率いるソフトバンクの考え方なのです」と。

その通りなら、まさに私の質問に答えるのが、ソフトバンクの使命ですと、言っているようなものではありませんか。

 

  1. ソフトバンクは上場し、情報公開が義務付けられている会社であるので、公開の席でご説明、いただきたいと思いますが、仮に、それが無理であるようでしたら、ご面倒でも、私の公開しているHPあてでも、書状ででもご回答いただければ、ありがたいと思います。

 

もし、お答えが困難か、答えしにくい場合で、私の会計的根拠について、意見を聞きたいということでしたら、お答えする用意はありますので、ご一報いただければと思います。 

ソフトバンクはトヨタを抜き日本一の利益計上会社となった日本の革命児、であるなら、せっかくのチャンス、日本の会計学の発展,前進のため、実務の世界において、粉飾、不正会計等をなくすため、「会計改革の騎手」になるつもりはございませんか。()